2008年12月15日月曜日
2008年12月14日(日)
5:00起床。ホテルの朝食はランナーでごった返す。今更ながら炭水化物中心に、しっかり頂く。電車で木花駅。そこから徒歩10分程度で会場のサンマリンスタジアム到着。雨こそ止んだものの、風が強く、寒い。気温11度とか。にもかかわらず、上着を含めて荷物を預けてしまったので、スタートまでの1時間余りを震えて過ごすことに。頭悪いです。仕方が無いので、開会式の人の群れにまぎれて、東国原知事などを眺めてみる。皆さん写真撮りまくり。知事は、猫ひろし等とともにゲストランナーとしてフルに参加するそうな。しかもレース後は15:00の飛行機で東京へ向かい仕事するらしい。タフですな。トイレを済ませ、ストレッチ中心に準備体操する。9:00、いよいよスタート。前回のレースで、前半飛ばしすぎた反省を踏まえ、極力ゆっくり行くことにする。5分40秒位か。スタジアムから宮崎市街地に向けて北に走る。左手に山々を眺めつつ進む。しかし北西の風がかなり強く、向かい風が体温とエネルギーを削り取っていく。10kmまでは5分30秒~40秒で、ほぼ想定通り。市街地に入り、風は少し気にならなくなったが、12km付近で、今度は左膝に鈍い痛みが出てきた。そのうち気にならなくなるだろうと、無視することに。それにしても沿道からの声援がすごい。市街のコース沿いはほぼ切れ目無く応援が続き、ありがたい。宮崎神宮で折り返し、市街を南に抜けると漸く半分。風は相変わらず強く、右からの西風がまるで向かい風のよう。25km付近から、少しずつ脚がしんどくなってきた。5分30秒ペースで息が上がり始め、足も重い。ぽつぽつ歩き出す人も出てきた。徐々に1kmが長く感じるようになり、給水が待ち遠しくなる。30kmで立ち止まる人も多数。そこは気合で乗り切って、32kmまでは6分切るペースで進む。しかし、青島へ向かう海岸沿いのコースに入り、突然、脚が乳酸のカタマリと化す。トイレに立ち寄り、ストレッチもするが、全く言うことを聞かない。一旦こうなるともうあとはガタガタ。歩いたり、立ち止まってストレッチしたり、だましだまし前へ進む。砂浜沿いのコースは美しいが、風は更に強さを増し、ただでさえ速度が出なくなって冷えてきた身体から、体温を容赦なく奪う。特に吹きさらしとなる橋の上は本当に辛い。それでも、脚を引きずりながら、10m、100mと進む。前回に続けてのnet4時間切りはもはや夢のまた夢。35km以降は、ほとんど徒歩ペース未満で我ながら情けない。何しろ脚の筋肉という筋肉が、全く非協力的なので。36kmで砂浜沿いのコースを折り返し、日向夏ゼリーなど食べて一息着くが、脚の乳酸が全身に染み出したようで、肩やら腕やらも不可解な痛みに苛まれる。声援に応える元気もなく、ただ脚を引きずりながらゴールを目指す。スタジアムが見えてきた。残り数百メートルのはずが、本当に長く感じる。ようやく待ち焦がれたゴールゲートが目に飛び込んでくるが、スピードは全く上がらない。それでも脚を一歩ずつ前にだし、全身の疲労と筋肉痛で訳が分からなくなりながら、gloss4時間36分で何とか完走。猫ひろしに遅れること約10秒でした。今回は4時間は切れなかったけど、まあ完走できたからよしとしよう。炭酸と甘さが心地よいコーラを飲み、預けていた荷物を引き取り、湿ったシャツを脱ぎ捨て、新しいTシャツと暖かな上着をまとってようやく人心地つく。混む前にさっさと会場離れようと、タクシー乗り場へ向かうも、スタジアムから予想以上に遠くて大変でした。空港へはタクシーで15分位。ついさっきまで、脚を引きずりながら進んだコースがあっという間に後方へ飛び去ってゆく。宮崎空港で、再び知事に出くわす。その後、ラウンジのリクライニングシートに身を横たえ、ビールを飲んで悠々と一休み。飛行機は満席。中島義道さんの『孤独について―生きるのが困難な人々へ』読了。ここまで赤裸々に語れるのはすごい。これも半分降りているが故なのでしょうか。自分がここまでなれるか、そもそも為るべきなのか分からないけど、又時間を置いて読んでみたい本。羽田空港でラーメン天。味は期待していなかったけど、コスパ悪すぎ。バスで帰宅。荷物の整理もそこそこに、23:00就寝。
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