2009年3月29日日曜日
2009年3月29日(日)
6:45起床。少し肌寒いけど晴天。朝はEの披露宴の引き出物のチョコレートケーキを半分と、コーヒー。船橋でJRから京成に乗り換えると、ぞくぞくランナーが電車に乗り込んでくる。佐倉駅に着くと会場への送迎バス乗り場は大行列。マックのトイレをお借りしてから、仕方なくてくてく徒歩で会場へ向かう。距離にして2km位だそうです。9:30スタートにもかかわらず、結局9:00頃に会場へ到着。受付と荷物置き場のある野球場は大混乱。トイレも大渋滞。受付して、荷物を預け、念のためトイレに行ってたら、なんと号砲の2分前にスタート地点にやっと到着。当然ながらろくすっぽ準備運動などする暇もなく、膝の屈伸、アキレス腱伸ばしなどを2~3回やっただけで走り出す。M人を見習って、iPodでコブクロのベスト盤聞きながら走る。しかし身体が重い。5kmほど走っても、全く身体が温まらない。いつもなら10kmも走ればスピードに乗れるのに、10kmを過ぎても身体の重さは相変わらず。コースは平坦だし、風もそれほど強くないから走りやすいはずなんだけどなあ。やっぱり練習不足、食事不足、準備運動不足か。前半21kmは我慢のマラソン。ここで遅まきながらストレッチや屈伸をひとしきり行い、給水所でパンや塩も頂いて、えいやと走り出す。しかし依然として速度は上がらない。もはや記録は諦めて、足腰や心肺からのささやきに耳を傾け、今日の体調に合ったペースでの完走を目指そう。BGMを変更。先日のスノボ合宿のAラジン車中で流れていたジプリのJazzアレンジに。どんどん抜かれてゆくが、マラソンは42.195km完走してなんぼ。所詮道半ばだし、まあ目先の抜き抜かれには目を向けないことにする。前回の宮崎で無様にぶちあたった30kmの壁にやられないことを今日の目標にしよう。前回は膝の痛みがひどかったので、今回はストライドを抑え目にし、両膝にバランスよく負荷をかけることを念頭に置きつつピッチ走法で進む。26km付近でBGMをサザンに変更。よく考えたら全然マラソンに合わないなあ。でも面倒だからそのまま行くことに。28km付近の給水所に梅干。これが実にうまい。ここまで2時間50分位。「まだサブ4可能」と書かれた張り紙があるが、残りはまだ14kmあるし、残念ながら無理だろう。しかも本当に辛いのはここからなのだ。30km地点で軽く屈伸。膝上の筋肉に痙攣の気配。絶対歩かず、しかしストレッチのために立ち止まることは許容する。速度は多少落ちて、キロ7分前後のスローペースだし、ときおりのストレッチで更にタイムロスはするが、31km以降は順調に刻む。もちろん順調とはいえ脚はガタガタ。でも何とかなるだろうという精神的ゆとりがあるということだ。38km付近で背後から4時間半のペースランナー。じりじり引き離される。残り4.2kmを28分で走れれば4時間半切りになるが、キロ7分からどこまでスパートできるか。41kmを過ぎ、いよいよ最後の500m。しかしここから競技場までは急な上り坂。息があがるが、ピッチを落とさないように駆け上がる。競技場に入ると、自分のゼッケン番号と名前を呼ばれ、激励される。最後は直線、できうる限りのスピードでゴールへ駆け込む。記録(net)は4時間29分48秒と本当にギリギリで4時間半切り達成。というか、初フルでのなんちゃってサブ4はやはりまぐれだったんでしょうか。歩かずに(立ち止まったけど)走りきった脚は痛いけど、まあ耐えられるレベル。記録証を受け取って、着替えてバスでJR佐倉駅へ向かう。今日は走りながら、夢十夜の木像を彫る話を思い出した。彫るのではなく、木の中にすでに埋まっている仏像を掘り出すだけだから簡単という例の話。マラソンの記録も木像にちょっと似てる(似てないか)。その日の体調次第で、またはコース次第で、そこそこタイムは決まってくるという意味で。でも一歩一歩しっかり刻んでゆかないと、その記録すら達成できないので、そこがマラソンの面白いところ。もちろん仏像彫るのも一緒なんでしょうね。佐倉駅から千葉駅までは鈍行。そこからは贅沢にグリーン車。車中で、高村薫の『李歐』読了。事実描写は例によって緻密。登場人物もやさぐれている。しかし何故か本作品には結構馴染めました。きっと、他作品に比べ心理描写がややウェットだったように感じられたからでしょう。帰宅してシャワー浴びて人心地つく。晩飯は、初挑戦の菜苑に振られ、二郎に振られ、思い立って中本へ。ビールと冷やし五目蒙古タン麺。うまい。帰宅して洗濯物取り込み。
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